萩市椿東　木造２階建居宅解体工事

萩市の郊外に佇む１件の木造居宅。
今回は、その木造２階建居宅の解体工事を施工させて頂きました。
２階建とは言っても２階部分は一部のみであること、建坪も非常に小さいことから、短い日数で施工することが出来ました。

建物自体は小規模な住宅ですが、築年数の割には状態が綺麗で、梁や柱などは腐食もなくしっかりしていました。
これは余談ですが、放棄住宅などによく見られる半壊や倒壊しているような建物を解体する場合、通常の状態の建物を解体するのに比べて解体費用が高額になるケースがほとんどです。
一見すると、すでに倒れかけている建物を解体するわけだから解体する手間が省けているように見えますが、その内情は全く異なります。

実は、解体工事で手間が掛かる工程は建物を取り壊す作業ではございません。
工事期間の多くは、建物から発生する廃材の分別作業なのです。
建物には、色々な材質の建材が使われており、昨今の環境対策の観点から解体工事の施工業者には厳しい分別義務が生じております。
もし、それらの分別作業を完全に無視して建物を解体する場合、一般的な住宅規模でしたら倒壊させるのに１日も掛かりません。
外から見ると重機で豪快に作業をしているように見えますが、実際は分別作業のことを考えて計画的に取り壊しを進めています。

上記の事情を考慮した上で半壊や倒壊している建物を施工する場合、まず分別により多くの時間を費やしてしまいます。
それだけでなく、ちゃんと構造を維持している建物の場合はどこの柱や梁を撤去すると崩れるかなどが構造から分かりますが、すでに構造が破綻してしまった建物の場合は今現在どのようにして建物を維持しているのか検討がつきません。
つまり、作業中にいつ建物が崩壊してしまうかが分からないというリスクが生じます。

このことから、半壊や倒壊してしまっている建物の解体工事というのは、予想以上に費用が掛かってしまう場合が多いのです。

上物はあっという間に取り壊し、基礎撤去に入ります。
基礎は、古い住宅でよくあるコンクリートブロックで出来たもので、重機を使えば簡単に撤去が可能です。

あとは、細かな廃材などを撤去して地面を綺麗にしていきます。
整地は、現地の土でそのままならす粗整地で施工していきます。

これにて完工となります。
当社は宇部市の会社ですが、工事の規模に関わらず萩市や長門市などの山口県北部にも対応しております。
この地域で建物の解体のことでお悩みの方は、お気軽にBLASTまでご相談下さい。
お客様一人ひとり親切にご対応させて頂きますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。