宇部市

宇部市東琴芝中町 木造平屋住宅解体工事

宇部市東琴芝中町に佇むこちらの木造平屋住宅が、今回解体する建物となります。
こちらの建物は、平屋が2棟並んで建てられていて実質2棟解体する形となります。

解体前の外観

こちらの住宅は施主様の親御様がお住まいだったものですが、10年以上前にお亡くなりになられて以来、ずっと放置していた物件でした。
実際に家財道具などはそのまま残されており、生活感そのままで時間が止まってしまったような感覚で、壁に掛かったままのカレンダーが2011年のものであるのを見たときに過ぎ去った時間を実感しました。

一方、もう片方の住宅は親御様が生前の時から物置として使っていたらしく、住居として使われていた痕跡はあまりありませんでした。
一部植物が侵食してきており、その付近は腐食が進んでいました。
このような植物は、昔の住宅のような泥壁の中に根を張って侵食していきますので、一度寄生されると途端に腐食が進んでしまいます。

裏は用水路となっていて土留めのブロックが積まれていますが、これがまた大変古いもので着工前の時点で穴やクラックが至る所に発生していました。
施主様のご要望でそのまま解体工事を着工しましたが、後ほど恐れていたことが現実となります。

崩壊寸前のブロック

まずは残置物を撤去した後に、道路側の建物を解体しました。
こちらの建物は古い木造なためスムーズに解体が進みましたが、壁材のベニヤ板の後ろに石膏ボードが隠れていたため、急遽仕分け作業が必要となりました。
石膏ボードが壁に付いた状態で解体すると、粉々に砕けてしまい、後の仕分け作業が大変になることから通常では重機による解体を着工する前に人力で取り除きますが、昔着手されたリフォームによってその上からベニヤ板を貼られてしまい実際に解体するまで気付かないケースも少なくありません。
今回もあいにくそのケースに当たってしまいました。


片方の建物が片付いた後に、もうひとつの建物の解体工事に移ります。
こちらも通所の手順通り、屋根材や内装材などの分別する必要のある廃材を事前に撤去した後に重機で解体していきます。

その際に、先ほど懸念していた水路側の土留めブロックが解体工事の振動で傾いてしまいました。
そのままでは崩壊してしまいかねませんので、応急処置として油圧ジャッキで支えることとなりました。

上物を解体したので、今度は基礎の掘り起こしです。
ここでひとつ問題が発生し、地面からレンガや瓦などのがれき類、その他家庭ごみが出てきました。
近所の方にお話を伺ったところ、今回解体する建物が建つ前は工務店があったらしく、その工務店の店主が埋めていたとのこと。
よくよく見てみると、掘り起こした基礎のベース部分に同じ材質の瓦やレンガが練りこまれていました。
おそらく、この解体した建物もその工務店が建てた建物だったのかもしれません。

もちろん現在そのようなことは違法で出来ませんが、昔は当たり前のようにおこなわれていたようで、このように解体中に以前の建物の廃材が出てくることも少なくありません。
今回はそこまで量が多くなかったのでそのまま一緒に処分しましたが、場合によっては追加の処分費が掛かってしまう場合もございます。

基礎とゴミを取り除きましたら、整地をします。
今回は真砂土を使った真砂仕上げの整地でした。
ある程度粗整地で仕上げた後、真砂土を加えて仕上げていきます。
真砂土で仕上げた場合、仕上がりの綺麗さはもちろん、雑草が生えにくいという特性もございますので、少しお金は掛かりますがオススメの仕上げです。

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場所宇部市東琴芝中町
建物木造平屋住宅2棟
工事内容解体後真砂仕上げ
坪数約44坪(2棟分)
工事費用132万円

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